2025年10月7日(火)大分県市議会議長会研修会
2025年10月09日 19:39
2025年10月7日(火)令和7年度大分県市議会議長会議員研修会
午後からレンブラントホテル大分にて、
令和7年度 大分県市議会議長会主催の議員研修会が開催されました。
多くの市議会議員が出席する中、2人の著名な講師による講演が行われ、
現代日本の政治・経済について、実に示唆に富む話を聞くことができました。
「混迷続く政治の現状と行方」
講師:山田惠資 氏(時事通信社 解説委員)
最初の講師は、時事通信社のベテラン解説委員・山田惠資氏。
長年、永田町を間近で取材・分析されてきた視点から、
いまの日本政治の状況を深く掘り下げて語っていただきました。
タイトル通り、足元の政局は混沌とした様相を呈しており、
特にこのタイミングでの自民党・高市早苗総裁の誕生は、
政界に新たな波紋と期待を呼んでいます。
山田氏は、高市氏の政治信条やこれまでの歩み、そして党内外の反応について丁寧に解説。
高市新総裁の誕生が意味するもの、そして今後の政権運営の焦点について、
情報に振り回されることなく、本質を見極める視点がいかに重要か、
あらためて感じさせられる内容でした。
続いて
岐路に立つ日本経済〜政策・地域・ビジネスにもとめられるものは
講師:飯田泰之 氏(明治大学 政治経済学部 教授)
続く第2部では、経済学者としてテレビ・新聞でもおなじみの飯田泰之氏が登壇。
データをベースにした説得力のある経済分析が展開されました。
現在の日本経済が抱える構造的な課題、そして今後の地域経済や中小企業が直面するであろう現実について、
明快かつユーモアを交えて語られました。
特に「人口減少と地域活力」といったテーマは、地方自治体にとっても極めて深刻な関心事であり、
参加者の多くが真剣な面持ちでメモを取っている様子が印象的でした。
今回の研修会は、政局と経済という2つの大きなテーマについて、
タイムリーかつ実践的な内容が盛り込まれており、大変有意義な時間となりました。
国政の動きが地方にどう影響を及ぼすのか。
あるいは、地域が国のあり方にどのように関与できるのか。
地方議会に携わる私たちにとって、それを深く考える機会になりました。
日々の議会活動、そして地域の未来を担う責任ある立場として、
こうした研修の学びを、政策提言や住民対応にも反映させていきたいと思います。