2026年8月22日(土)差別をなくす市民のつどい講演会
2026年08月22日 21:48
2026年8月22日(土)差別をなくす市民のつどい講演会
8月は「部落差別等あらゆる不当な差別をなくす運動月間」です。
この時期に開催されている「差別をなくす市民のつどい講演会」。
昨日の三重会場、本日午前中の緒方会場に続き、午後からは千歳会場で開催され、参加してきました。
今回の講演は、一般社団法人山口県人権啓発センター事務局長の川口泰司氏による、
「ネット人権侵害と部落差別の現実
~『寝た子』はネットで起こされる!?~」
というテーマでした。
2016年12月に「部落差別の解消の推進に関する法律(部落差別解消推進法)」が施行され、
今年は施行から10年を迎える年になります。
しかし、法律ができたからといって、差別がなくなったわけではありません。
むしろ、インターネットやSNSの普及によって、差別的な情報や根拠のないデマ、偏見が瞬時に広がり、
誰もが知らないうちに差別を拡散する側になってしまう危険性があります。
川口氏の講演では、ネット上に存在する「部落地名総鑑」や出身者に関する情報、動画や画像など、
現代のネット社会における部落差別の実態について、具体的な事例を交えながらお話しいただきました。
特に印象に残ったのが、
「それって本当? 誰が言ったん?」
という言葉です。
ネットに書いてあるからといって、それが真実とは限りません。
私たちは、知らず知らずのうちに、ネット上の情報を「事実」として受け入れてしまうことがあります。
だからこそ、情報を見たときに一度立ち止まり、
「それって本当なのか」
「誰が、何のために発信した情報なのか」
と疑問を持つことが大切なのだと感じました。
「寝た子を起こすな」という考え方ではなく、ネット社会によって、
差別を知らなかった人までもが差別情報に触れる時代になっています。
だからこそ、正しく知ること、学ぶこと、そして差別を許さないという意識を持つことが必要です。
今回の講演を通して、部落差別は決して過去の問題ではなく、
今も私たちの身近にある人権問題であることを改めて考えさせられました。
「知らないこと」が差別につながることがある。
だからこそ、まずは知ることから。
そして、目の前の情報を鵜呑みにせず、自分自身で考えることから始めたいと思います。
貴重な講演をありがとうございました。

